Office procedures　労働保険・社会保険の事務手続き

労働保険手続き

労働保険とは、労災保険と雇用保険を総称したものをいいます。

１．労災保険
労働者が仕事中のけがや病気、通勤途中の事故、失業時の生活保障を目的とした保険制度です。
労災保険は、すべての労働者が対象です。正社員、パートターム労働者、アルバイトなど、雇用形態を問わず、事業所で働くすべての人が加入します。

労災保険の主な手続き内容
〇 保険関係成立届・雇用保険適用事業所設置届
〇 概算保険料申告書（年度更新）
〇 労働災害発生時の手続き


２．雇用保険
労働者が失業した際の生活支援や再就職支援、育児休業や介護休業時の所得補償を行います。（週20時間以上勤務等の要件あり）

雇用保険の主な手続き内容
〇 雇用保険適用事業所設置届
〇 概算保険料申告書（年度更新）
〇 雇用保険資格取得・喪失手続き
〇 高齢者・育児・介護給付金の請求手続き


労働者を１人でも雇い入れた場合は、事業主は速やかに加入手続きを行う必要があり、法律に基づき加入しなければならないと定められています。

社会保険手続き

社会保険とは、健康保険や厚生年金保険制度です。
労働者とその家族の生活や健康を支える重要な仕組みで、
出産・育児・老後、病気やケガをした際の経済的な負担軽減をする制度です。

事業主は、対象となる労働者を採用した際や、従業員の退職・変更があった場合速やかに必要な手続きを行う必要があります。
（常時雇用されていること等の要件あり）

社会保険の主な手続き内容
〇 健康保険・厚生年金保険の新規適用申請
〇 健康保険、厚生年金保険の資格取得、喪失および変更手続き
〇 算定基礎届（年一回）
〇 月額変更届
〇健康保険の給付請求
（傷病手当金、高額療養費、出産手当金、埋葬料など）

法人の事業所は、社長1人だけでも社会保険に加入しなければならないと定められています。
個人事業主やフリーランスは健康保険・国民年金に加入します。